必ず適合するガス機器をご利用ください
弊社でお届けしているガスは13Aです。都市ガスは全国で7種類あります。
ガス機器を新しく購入する前に、適合するガスの種類をご確認の上ご購入ください。

※注意※
お届けしているガスには、有毒な物質である一酸化炭素(CO)が含まれておりませんが、取扱いを誤ると一酸化炭素中毒や爆発などの危険性がありますのでご注意ください。
ガス機器を使用する際は換気を

キッチンの場合
コンロや小型湯沸器をお使いになるときは、必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。
また、小型湯沸器は安全装置が付いていても必ず換気しましょう。
コンロや小型湯沸器を使用中に止まったら、点検修理をお申し込みください。
お部屋の場合
ファンヒーターをお使いになるときは1時間に1~2回程度、新鮮な空気を入れ替えましょう。
※注意※
ガス機器が劣化していたり、換気が不十分な状態でガスが燃焼すると不完全な燃焼となり、同時に有毒な一酸化炭素が発生し中毒となる恐れがあります。
一酸化炭素中毒の恐ろしさ
- 一酸化炭素は無色・無臭。気づきにくいものですが、毒性は強力で、少量でも危険です。
- 軽い中毒症状は頭痛・吐き気など、風邪に似ていますが、手足がしびれて動けなくなることがあります。
- 重症になると脳細胞を破壊したり、意識不明になったり、死亡に至ることもあります。
空気中の一酸化炭素と中毒症状
CO(%) | 呼吸時間及び症状 |
---|---|
0.02 | 2~3時間以内に軽い頭痛 |
0.04 | 1~2時間で前頭痛 2.5時間~3.5時間で後頭痛 |
0.08 | 45分で頭痛・めまい・吐き気 2時間で失神 |
0.16 | 20分で頭痛・めまい・吐き気 2時間で致死 |
0.32 | 5~10分で頭痛・めまい 30分で致死 |
0.64 | 1~2分で頭痛・めまい 10~15分で致死 |
1.28 | 1~3分で死亡 |
都市ガスによる事故で最も多い一酸化炭素中毒

経済産業省/都市ガス事故情報データベースより
ガスによる事故の半数以上が排ガスによる中毒で発生しています。ガスが燃えるには新鮮な空気が必要です。
しかし、締め切った室内で換気扇も回さずにガス機器を使用していると、酸素不足になります。これが事故発生の大きな原因のひとつになっています。
このような使い方はご遠慮ください
ガステーブルコンロ
揚げ物をしているときやグリルを使用している時は、その場から離れないことが大事です。来客や電話などでその場から離れる時は、必ず火を止めてください。
揚げ物はセンサーのついている側で行ってください。

小型湯沸器
小型湯沸かし器で浴槽・洗濯機への給湯・シャワー・洗髪等の長時間連続使用は不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒の原因となり、大変危険です。絶対におやめください。

ガスストーブ・ガスファンヒーター
ガスストーブやガスファンヒーターの付近には、スプレー缶や衣類など燃えやすいも物は置かないでください。
小さなお子さまがいるご家庭ではやけどなどに注意しましょう。

衣類乾燥機
ご使用前に衣類をお確かめください。
油分の付着した衣類は、洗濯後でも油が完全に落ちていない場合があります。油の酸化発熱により自然発火する恐れがありますので、ポリプロピレン繊維製の衣類や下記の油分が付着した衣類は洗濯後でも絶対に乾燥機で乾燥させないでください。

衣類乾燥機の使用で自然発火の恐れがある油分
- 美容オイル(ボディオイル・エステ系のオイル等)
- 食用油、機械油、動物系油
- ドライクリーニング油、ベンジン、シンナー
- ガソリン、樹脂(セルロース系)
ガス機器を波板などで囲わないでください
- 屋外に設置されたガス機器を増改築により、屋内化したり、波板などで囲うことは大変危険です。
- 増改築工事などで排気筒を取り外したり、給排気設備をビニールシート等で覆った場合は、ガス機器を使用しないでください。
- 新鮮な空気が不足し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や、ガス機器の故障の原因となります。

ガス機器等周辺に可燃物を置かないでください
ガス機器は取扱説明書の記載に従い、周囲との離隔距離を正しくとってください。

機器の上方に窓がある場合
- 屋外で給気と排気を行う、これらのタイプのガス機器でも、窓や管機構等の建物開口部から排気が室内に流入し、不快な臭いがしたり気分が悪くなる恐れがありますので、ガス機器使用中は付近の窓を必ず閉めてください。
- 機器の排気口周辺がすすけていたり、機器使用中に気分が悪くなった場合は、機器が不完全燃焼している恐れがあります。至急、機器購入店または修理店にご連絡ください。

特殊な機器を使用する時は
ガスと酸素や圧縮空気を併用する時は、ガス事業者に連絡してください。
金網ストーブをお持ちのお客様へ
- 赤熱面(金網部分)に変形や、やぶれなどの異常がある場合は、不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒の原因となる恐れがあります。
- 不完全燃焼防止装置付きのガスファンヒーターなどへお取り替えください。
- 暖房シーズン前に点検(有償)をおすすめします。
